令和4年度指揮法講習会開催報告
公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)関東甲信越支部埼玉県部会主催事業「指揮法講習会 」として、令和4年9月から令和5年2月にかけて全6回の講座を実施いたしました。
7名の受講者のほか、のべ30名の聴講者にもご参加いただきました。近藤久敦先生(JBA埼玉県部会会員)による大変熱のこもったご指導のもと、とても充実した研修を実施できたものと自負しております。
受講生、聴講生としてご参加いただきました皆さま、モデルバンドとして演奏してくださった皆さま、ならびに開催にあたりご尽力いただいた関係各位に衷心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
第1回〜第5回(さいたま市与野本町コミュニティーセンター)
第1回から第5回までの講座は、さいたま市与野本町コミュニティーセンターにて実施しました。
- 第1回(令和4年9月22日)/基礎編(脱力・叩き・しゃくい など)①
- 第2回(令和4年10月13日)/基礎編(脱力・叩き・しゃくい など)②
- 第3回(令和4年11月10日)/基礎編(脱力・叩き・しゃくい など)③
- 第4回(令和4年12月15日)/応用編 楽曲を使用して基礎の確認①
- 第5回(令和5年1月26日)/応用編 楽曲を使用して基礎の確認②
基礎編(脱力・叩き・しゃくい など)
指揮法の基本となる脱力と、その延長線上にある「叩き」「しゃくい」などの運動について、第1回から第3回まで、多くの時間を掛けて取り組みました。基礎の確認にこれだけの時間を割けるのは、全6回という回数を設定しているからこそなし得るものです。
応用編 楽曲を使用して基礎の確認
今年の講座では、G.ホルスト作曲《吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調》を題材としました。
第1楽章「シャコンヌ」、第2楽章「間奏曲」という性格の異なる2曲を中心に、第3回の後半から第5回に掛けて取り組みました、曲の演奏をイメージして講習する際には、指揮に合わせて、受講生・聴講生・JBA担当者がスコアを見ながら曲を歌う形で研修を行いました。
第6回:バンドを振ってみよう(星野学園高等学校)
令和5年2月23日に行われた第6回の最終回では、星野学園高等学校吹奏楽部(顧問:中島啓先生/JBA埼玉県部会員)にモデルバンドとしてご協力をいただき、講習を行いました。
全受講者が順に指揮台に上がって、事前に指定した楽章を指揮しながら近藤先生からの指導を受けました。
星野学園高等学校の皆さんには、長時間にわたって充実した演奏で講習を力強くサポートしていただきました。
最後には、近藤久敦先生が《吹奏楽のための第1組曲》全曲を指揮して、講習の締めくくりとなりました。
おわりに
この「指揮法講習会」は、JBA埼玉県部会の事業のなかでも、特にJBA会員や地域の指導者の皆さまに直接的に資する事業であると考えております。
令和5年度以降も継続して開催していく予定です。多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。